以前のバージョンの PHPUnit からのアップグレードをする場合は、 「Upgrading from PHPUnit 4.1 to PHPUnit 4.2」 を参照ください。
PHPUnit 4.2 は PHP 5.3.3 以降のバージョンで動作しますが、最新版の PHP を使うことを強く推奨します。
PHPUnit を使うには、拡張モジュール dom、json、 pcre、 reflection、 そして spl が必要です。これらは、通常はデフォルトでコンパイルされて有効になっています。 中には無効にすることすらできず、常に有効になっているものもあります。
コードカバレッジをサポートするには Xdebug 2.1.3 以降が必要です。 しかし、最新版の Xdebug を使うことを強く推奨します。 また、コードカバレッジ機能を利用するには、 tokenizer 拡張モジュールも必要です。 コードカバレッジ情報を XML 形式で記録するには、xmlwriter 拡張モジュールも必要です。
PHPUnit を PHP Archive (PHAR) から使うには、phar
拡張モジュールが必要です。
Suhosin 拡張モジュールを使っている環境で
PHPUnit を PHP Archive (PHAR)
から使いたい場合は、
suhosin.executor.include.whitelist = phar の設定が必要です。
PHPUnit の PHAR で --self-update 機能を使うには、openssl
拡張モジュールが必要です。
PHPUnit を入手する一番簡単な方法は、PHP Archive (PHAR) をダウンロードすることです。 必要な依存コンポーネントがすべて (オプションのコンポーネントの一部も含めて) ひとつのファイルにまとめられています。
wget https://phar.phpunit.de/phpunit.pharchmod +x phpunit.pharmv phpunit.phar /usr/local/bin/phpunit
もちろん、ダウンロードした PHAR をそのまますぐに使ってもかまいません。
wget https://phar.phpunit.de/phpunit.pharphp phpunit.phar
Composer
を使ってプロジェクトの依存関係を管理するには、
phpunit/phpunit への依存情報をプロジェクトの
composer.json ファイルに追加します。
次に示すのは最小限の
composer.json ファイルの例で、
開発時の PHPUnit 4.2 への依存を定義しています。
{
"require-dev": {
"phpunit/phpunit": "4.2.*"
}
}システム全体で使えるように Composer でインストールするには、次のようにします。
composer global require "phpunit/phpunit=4.2.*"
~/.composer/vendor/bin/ にパスを通すことを忘れないようにしましょう。
オプションのパッケージとして、これらが使えます。
PHP_Invoker
callable をタイムアウトつきで実行するユーティリティクラス。 テストのタイムアウトを厳格に指定するために必要なパッケージ。
このパッケージは、PHPUnit の PHAR 版の中に含まれています。
Composer でインストールするには、
"require-dev"
に次の行を追加します。
"phpunit/php-invoker": "*"DbUnit
DbUnit の PHP/PHPUnit 向けの移植。データベースとのやりとりをテスト可能にする。
このパッケージは、PHPUnit の PHAR 版の中に含まれています。
Composer でインストールするには、
"require-dev"
に次の行を追加します。
"phpunit/dbunit": ">=1.2"PHPUnit_Selenium
PHPUnit 用の Selenium RC インテグレーション。
このパッケージは、PHPUnit の PHAR 版の中に含まれています。
Composer でインストールするには、
"require-dev"
に次の行を追加します。
"phpunit/phpunit-selenium": ">=1.2"